shiroxuma’s blog

東京のすみっこで楽しく暮らす20代OL(?)のブログ

弱気な強がり

pairsをアンインストールした。

元彼に振られてからずっとpairsをやっていて、10人以上に会ったけど、「好き♡♡♡」ってなれなかった(元彼ともpairsで知り合ったけど、その時はmeet in personで会う前から、メッセージのやり取りをしている段階で「好き♡♡♡」ってなってた)。10人て数は就職氷河期の人からしたら「ナメてんのか?」って思われるかもしれないけど……。

結局、元彼のことを今でも引きずってるのがいけないんだろうなーと思って、これはもう気持ちが落ち着くまでどうしようも無いんだろうな、と諦めることにした。元々かなり引きずるタイプで、大学2年のときも同じような感じになった。当時は前期セメスターの試験直前で、身動きが取れなかったのでとりあえず試験勉強をして試験を受けた。当然成績はボロボロでそれまで積んでいたGPAもだだ下がりした。試験が終わって夏休みに入って、やっと時間が出来たので一人旅に出た。ある日の深夜に思いついて、翌日の朝に財布とスマホだけ持って始発に乗った。バイトは一応してたけど、旅費は少なかったから青春18きっぷを使った。今なら躊躇なく新幹線に乗れるのになぁ。でも考え事をしたくて(実際には失恋に浸ってるだけだったけど)、のんびり京都を目指した。なんで京都だったかっていうと、『遙かなる時の中で3』の聖地巡礼をしたかったから。途中名古屋あたりでいきなり「傷心旅行なう」って呟いたらめちゃくちゃ心配した先輩からLINEが飛んできたことを思い出した(その後告白してくださったんだけど、喪女なので断ってしまった。これだから喪女は…)。京都に着いたのは夕方だったけど(有名どころの寺社仏閣は閉まるのが早い)、お目当ての貴船神社は夜間ライトアップ期間で開いてた。鞍馬の方は『遙かなる時の中で3』でリズ先生・九郎さんに縁の深いところなのでまずは一つ聖地巡礼できてよかった。その後、当時京大に通っていた高校の同級生がツイッターで声をかけてくれて、出町柳で落ち合ってごはんを食べた。沈んだ気持ちで一人旅してたから、すごく救われたんだよなぁ。あのご飯屋さん、京都に行く度に(どこだっけ……)って探すんだけどもうつぶれちゃったのかな。その日の夜は大阪に泊まって、次の日は南紀白浜に向かった。お目当ては『遙かなる時の中で3』の弁慶さんとヒノエ君に縁の深い鬪雞神社。ほんとは熊野三山に行きたかったんだけど、足も時間も無かったので諦めた。実際着いてみると南紀白浜の地名の通り\青い海!白い砂浜!/でびっくりした。また行きたいな……。鬪雞神社だけじゃなくて熊野水軍の港?も観光できてよかった。

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この写真だと分かりづらいけど本当に白くて綺麗な砂浜だったんだよ……

 

で、傷心旅行から帰ってきて、もちろん全く傷は癒えてなくて、台湾旅行行ったり授業受けたり実験実習受けたり台湾のサマースクール行ったり(台湾で実験のレポート書いてた、日本にいる友達に印刷してもらって教授に提出してもらったりした)してた。はせがわと18きっぷで広島のりらーのところまで行ったりもしたなぁ……。今ならノリで飛行機なり新幹線なりのチケットとって行けるのにね(先日も弾丸岡山旅行した)。大学3年の後期からは授業が無くて研究室に入るんだけど、その研究室決めが3年前期にあった。1年経っても失恋を引きずってて、(これはもうラボ畜をして忘れるしかないな)と思ったので実験がバリバリゴリゴリできそうな外部の研究室を志望した。ここが割と人生の転機で、運よく超有能な先生のもとにつくことができて、充実した研究室ライフを送った。さらに教授もめちゃめちゃ人格者で、就職の世話を焼いてくれたので希望の職に就くことができて今に至る。

あの時、あの研究室を選んでなかったらあんなに楽しい院生生活を送ることも、今の職に就くことも無かっただろうなと思う。そして遡って考えると大学2年の夏に失恋したから今の私があるわけで、、、。当時はどうやっても立ち直れない、つらい、と思ったけど、今に至るまでの過程でその男性のことは何とも思わなくなった(完全にニュートラルな感情になった)。

塞翁が馬、って感じ。

今回ももう振られてからだいぶ経つけどまだまだ引きずっていて、ヤバいんじゃないか?と思ってた。けど、こうして自分の性質を振り返って見ると、数年経てば綺麗さっぱり忘れて*1、人生、より面白い方に転がって行けるんじゃないかと希望が持てるなァ*2*3*4*5

 

関連して読んだ本とかツイートとか

 

toianna.hatenablog.com

 

「家族の幸せ」の経済学 データ分析でわかった結婚、出産、子育ての真実 (光文社新書)
 

 

 

*1:元彼と知り合った頃、私の左手にはガングリオンがあったんだけど、今ふと見てみたら 綺麗さっぱり無くなっていた

*2:わざわざブログに書くまでも無いことな気もするけど、喪女なのでこうして文章にして整理しないとやっていけないんですよね

*3:喪女であることは顔面偏差値の低さと共に女子校出身であることにも起因すると思っていて、ただそれは後悔していません。今回の失恋で共学出身女さんの手腕を見せつけられてウワ……とはなりましたが……

*4:女子校を言い訳にするにも限度があって、元同級生たちは普通に結婚しているので死にたみが募る

*5:『「家族の幸せ」の経済学』によるとやはり女性の結婚市場価値は年齢と共に下がっていくのでできれば早めにふっきりたい