shiroxuma’s blog

東京のすみっこで楽しく暮らす20代OL(?)のブログ

KING OF PRISMは私の人生だった

※KING OF PRISM ALL STARS -プリズムショー ベストテン-のネタバレを含みます。

 

みなさま、『KING OF PRISM ALL STARS -プリズムショー ベストテン-』はもうご覧になったでしょうか。まだの方はぜひ今すぐ劇場へ。

 

私が人生で一番通った映画館である新宿バルト9。親の顔より見たバルト9。大学の卒業式の日に、袴を着たまま応援上映に駆けつけたバルト9神曲ドラマチックLOVEを聴ける上に映画まで見られるなんて実質無料、と呟きながら振ったサイリウム。就活はべる様の「Get music!」を聴きながら乗り切ったし、マッチングアプリで知り合った男性とキンプリの話で盛り上がってそのまま付き合ったりもしました(初メッセージが「何回キメましたか?」だった)。

 

以下感想文です。

・オバレインタビュー。【ヒロ様】免許をお取りになられたそうで。なんか、いいですよね。生きてるって感じがします。プリズムキングになって終わりじゃないんですよね。ここからもヒロ様の人生は続いていくわけで、免許を取る、っていい象徴だなぁと思います。大人になったこと、そして新しいことに挑戦すること。今ハマっているTHE RAMPAGEという3次元アーティストもそうなのですが、ここで終わりじゃない、もっともっと先へ行くぜ!!ってサマが好きです。私は人生最大の目標である就職が決まってから燃え尽き症候群になってしまって長い間メンタルをやっていたのですが、最近はがんばるぞ~という気持ちが戻ってきて、いまこのタイミングで「キングになって終わりじゃない、これからも続いていく広がっていく速水ヒロの人生」を見せてもらえて嬉しかったです。ちょうどキンプリ無印の頃は私はまだ学生で、ヒロ様もキングではなく、コウジの旅立ちに涙するだけの少年だったんですよね……。思えばお互い遠くに来たなぁと思います。お前はヒロ様のなんなん?黄薔薇ですが……。【コウジ】前々からコウジは悪魔だなぁと思っていましたが、今回のインタで確信を得ました。私は劇場で天を仰ぎましたよ。ハリウッドへの旅立ちのLive、Flavorで「悲しかったけれど、そんなみんなの顔が綺麗だった」とのたまいましたよこの男は……。ほんとうに……もう……。そんなんだからヒロ様は苦労するんだよなぁ……。でもそんなコウジが好きなんですよねぇ……。無印キンプリの頃から最推しはコウジでした。こういう笑顔で何考えてるか分からなくて自分のこだわりは絶対に譲らないくせに気まぐれに優しさを発揮する男が昔から性癖なんです。誉め言葉です。【カヅキ】陰の極みであるコウジの後に陽のカヅキ先輩が来ると安心しますね。オバレのバランス感が好きです。カヅキ先輩は初登場時ストリート系でしたが、より多くの人にプリズムの煌めきを広めるため、オバレに所属してからはアカデミー系も取り入れていきます。※ストリート系は己の技を追求する、アカデミー系は女の子をときめかせる方向性です。これ、私がいまハマっているLDHEXILE系列)でも同じことが言われていて、ユリイカ2019年11月増刊号で西森路代さんが書いていらっしゃる「“EXILE系”というセルフイメージを次々と覆すことがいつしか偶像(アイドル)化に繋がった」に詳しいです。興味がある方は是非。ちなみにこの号のユリイカには西園寺レオ役の永塚拓馬さんも寄稿されていて、レオやSideMの旬について語っています。

 

・プリズムショーベストテン。ネタバレになるので印象に残った(すべて印象に残っているのですが)ショーを掻い摘んで。まずプリズムスタァ候補生のショーで一番好きなのがレオくんのプリズムショーなんですよ。何が良いって言葉がいいです。語りが入るの。これ、すごく本家プリティーリズムっぽくて好きです。そしてレオ君のストーリーもプリティーリズムらしくて、おとはのプリズムショーを見ていじめという困難を乗り越え、「私は私らしくいたい!」と宣言できるようになり、その姿を見た姉たちが勇気を貰う……という、まさにプリティーリズムのストーリー構成なんですよ。この構図って、「ファンと推し」の究極の形なんじゃないかなって、僕は思うんですよね……。

レオくんが言う「自分らしくいたい」って、いままであんまり思ったことありませんでした。よく就活のときに「なんでこんな地味なかっこしなきゃいけないの、みんなと同じ黒髪黒スーツなんて嫌だ」って言う人いるじゃないですか。私あれがぜんぜん理解できなくて。「無思考でみんなと同じカッコしてれば雇ってもらえんだからいいじゃんwwwwオシャレなスーツ買えるのなんて一部の金持ちだけだっつーのバーカwww」って思ってました。でも最近あまりにも美しい推しができまして(鈴木昂秀さんというのですけれど)、超ファッショナブルなんですよ、ピンクのブレイズやゆるふわパーマ、黒やピンクのネイル、謎の人面が描かれたワンピースをお召しになっているんですよ。そんな推しを見ているうちに、気づいたらド赤のリップを好むようになっていて……(昔はオフィスメイク~~って感じの無難なピンクベージュばかりつけていた)。髪の毛も2回ブリーチからのドピンクに染めました……。で、この前婚活用の写真を撮りに行ったんですけど、その日にひさびさにピンクベージュのリップを塗ったんですよね(男ウケがいいかなと思って……)。そしたらあまりにも戦闘力が弱くて、なんだか泣きそうになりました。

そこで初めて「自分らしくいたい」って気持ちが分かったんですよね……。これまで自我があまり無かったので……。そんな時に劇場で久々にレオくんのショーを見てまた泣きそうになりました。自分の好きなものを好きって言えるの、何よりも強いよね……。

・ユキ様のショー。純粋にショーとして完成度が高くて好きだし、やっぱり「国立屋の跡取りとしての重責を背負う覚悟」というストーリーがあるので好きですね。応援上映で最後にサイリウム3色ぐるぐる回すのも楽しい。あとジャンプが4連続なんですよ。スタァ候補生の中で4連続を跳べるのはユキ様だけなんです。それは幼いころから芸の世界に身を置いてきたからこそなんでしょうね。正統派プリズムショー高度技を見せてくれるところが好きです。「4連続ッ!!」の言い方も好きです。跳べる、という確信がありつつ、一生懸命跳ぶぞ!!という覚悟も伝わってくる。ヒロ様やルヰくんほどは熟練されていない、そのレベル感がよく伝わってくる声の演技だなぁと思います。

・候補生の中では最推しのカケル。カケルはねぇ、ユキ様と反対に連続ジャンプは跳んでいません。カケルのショー、一時期あんまり好きではありませんでした。天然ガスとかサバンナの動物とかTwitterでネタにされすぎてて、キンプリの話を詳しくない人にすると「天然ガスのやつでしょ?w」って言われるのが悔しくてな……。十王院カケルというキャラクターのすごいところは、あの<鉄とコンクリート>の十王院財閥において、ITとエンタメという全く新しい分野に目をつけたところだと思っています。普通の人間は、自分のいる環境に染まるというか流されますからね。私も「なにはともあれモノが無きゃ生きていけないからな」と古い考えでメーカーに就職したクチなので……。でもやっぱエンタメってすごいよ。最近はエモに生かされてるもん。そしてカケルのいいところは、ヒロ様の大ファン(というかオタク)という設定があるんですけれども、KING OF PRISM -PRIDE the HIRO-(劇場版2作目)では、エデロのために色々と裏で動き回っていたために、ヒロ様がキングになったプリズムショーを生で見れてないんですよ。そういう男なんだ、カケルは……。ナナイロノチカイで「君が欲するのならば、僕の全てを投げうって君の心を豊かにすることを!」って宣誓してますが、この行動があるからこそ真実味を帯びてくるんですよね……。この男、たとえ将来CEOやってても奥さんが望んだら育休入りそうだな……。

で、ショーに話を戻すと、改めて劇場で見たらやっぱ好きだなーと思いました。連続ジャンプは跳べなくても、自分の個性(バブリー☆)で会場を魅了してくれるの、そういうところがカケルらしくて大好きです。

・タイガくん。やっぱり布地すくなすぎない?中の人ご結婚おめでとうございます。

・カヅキ先輩。陽の極み。心が洗われる。心を自由に解き放て!フリーダム!フリーダム!カヅキ先輩の教えを忘れないように生きていきます!マインドフルネスとかやってないで1日1回カヅキ先輩のショーを見た方がメンタルにキく気がする。

・ヒロ様。コウジの作った、コウジとの因縁のこの曲で、コウジとカヅキ(の幻影)と共にステージに立ち、べる様の姿をした妖精が音を奏でてくれ、そんなショーでキングになるヒロ様、エモすぎてしにそう。ヒロ様こそキングにふさわしいよ……。キングは君だよ☆だって「4連続ッ」の言い方がもう確信めいてるもん、跳べるのは当たり前だって。ヒロ様こそプリズムの女神に愛されたかみの子……。あとどうでもいいけど過去に無いアレンジをされた前奏が流れた時点で「この曲はprideだ」って気づく法月仁が面白すぎる

・シンくん。ダイスキリフレイン。観客との双方向性を重視したショーでしたね。ナナイロノチカイもそれがテーマでしたけれども。これすごく惹かれる人もいればそうでない人もいるんでないかな。私は後者です。推しにはステージの上でただ輝いていてほしい派。だからシンくんのショーよりもヒロ様のショーの方が好きですね。でもこの辺は好みによるのかなと思います。シンくんのショーはこれはこれで、一つの答えなんだろうなあと思います。

 

というわけでKING OF PRISMさん長い間ありがとうございました。こんなに見に行った映画は他にありません。プリズムショーは心の煌めき、プリズムジャンプは心の飛躍!

 

終わりだよ~