こちらのブログを読んでいて参考になったので、私も手記を残しておきます。
■当日やったこと
・母が病院にて看取ってくれた。一応入院した直後?という扱いだったので、入院費請求等の書類を書いてくれたそう。手が震えて書くのが大変だったとのこと。支払は後日。
・私自身は間に合わなかったけど、上記のような手続きもあるので、たとえ間に合わなかったとしても駆けつけられる人員はできるだけ急いで向かった方がよさそう。
・祖母のときにお世話になった葬儀屋に電話。葬儀屋って24時間営業なんですね。病院と名前を伝えると「すぐお迎えにあがります」とのこと。
・電話中に病院が契約している葬儀屋が来てくれたので、こっちに任せた方が手続きがスムーズかと思い、上記はキャンセルしこちらにお任せすることに(費用は両社まったく同じだった)。その場で火葬場の予約。スケジュールを確認できるものとメモできるものがあると良さそう。
・死亡届・死亡診断書は葬儀屋さんが役所に出してくれるそうで、その場で回収された。冒頭の記事では「コピーを取っておくのが鉄則」とあるが、すっかり忘れていた。
・遺体をお見送りし、母と帰宅。2時くらい。亡くなったのは23時なので、もろもろの所要時間は3時間。
■翌日
・会社に連絡。慶弔休暇取得。
・葬儀屋さんに出向き、焼香。上述の死亡届・死亡診断書のコピーを受領。
・電気ガス水道が父名義だったので母名義に変更。水道は私の方から電話1本でOK。ガスは母本人が電話しないとダメだった。電気はネット上から手続き。
■2日後
・死亡届・死亡診断書のコピーを持って市役所へ。
・窓口で色々と聞いていると、A4両面1枚の「亡くなった際にやることリスト」をもらう。参考になる。自分の自治体にあれば是非もらってください。
・別の手続きをしているときに、なぜか固定資産税(持ち家のみ)の手続きもさせられた。私が相続、毎年の固定資産税支払いをすることにした(母が相続してしまうと、母が亡くなったときに再度私への相続手続きが必要になるため)。
・母名義だけど父しか使っていなかった原付を廃車に。市役所にナンバープレートを持っていくだけでOK。
・県警に運転免許失効手続きに行った。亡くなった人の免許証と私の身分証だけあればOK(自治体によって違うらしいので電話してからいくのが吉)。
■3日後
・火葬。直葬で特に式などは行わず、立ち合いも私と母だけだったので1時間半ほどで終了。その場で葬儀屋に現金で支払い、領収書受領。もろもろ併せて税込み18万くらい。箱に入った骨壺を持って帰宅。
・他の家族を観察してたら、地域柄もあると思うけど、ちゃんとした喪服じゃなくて黒い私服で来てる人も半分くらいいた。あと数珠持ってる人少なかった(私も持ってなかったけど特に問題無かった)。
・駆けつけるときに慌てて喪服ひっつかんできたけど、そんなことしないで着の身着のまま手ぶらで駆けつければよかったなー、と思った。
・上記の領収書を持って市役所へ。葬儀代として5万円支給された。自治体によっては直葬(火葬だけ)だと支給されない場合もある?とネットで見たけど、余計な事言わずに領収書だけ出せばOKだと思う。
■4日後
・父が使っていたクレカ等の問い合わせ。年末ということもあり、そもそも電話がつながりにくく、さらに担当部署が休みとのことで年始に手続きすることに。ちなみにこのとき、電話でメニューを選んで進んでいくが「その他」を選ぶと繋がりにくい。「紛失・発見」みたいなメニューを選ぶとすぐ繋がる(ただし紛失盗難については別会社に委託している場合もあるので諸刃の刃戦法)。
・戸籍謄本の取り寄せ。戸籍が父の生家(遠方)にあるので郵送での取り寄せになった。よくわからなかったので向こうの自治体に電話して聞いたら色々教えてくれた。手数料は定額小為替で支払うので郵便局で買う。「多めに送ってもらって、余った分は返しますよ」とのことだったので、5000円分買って同封した。
・ちなみにJICCへの信用情報開示も予定していたので併せて1000円分の定額小為替も購入しておいた。
・そのまま市役所にて住民税の請求先を母に変更。死亡診断書のコピーを見せるだけ。
・住民票については、父・母の二人しかいないため(私は就職して家を出たので、住民票はうつしてある)、特に手続きはいらないとのこと。もし私が住民票を残していたら何か手続きが必要だったっぽい。
・父の携帯の解約。携帯ショップで死亡診断書のコピーを見せるだけ。
■後日
・戸籍謄本、電話で聴いたときは3000円分くらい小為替送ってもらえれば大丈夫です~余った分は返送しますね~って話だったのに最終的に7000円かかった。なんで?ちなみにこの手数料、郵送手続きの場合は小為替で支払うのですが、小為替は平日の日中に郵便局を訪ねるしか入手方法がありません。
・戸籍謄本の請求には正確な戸籍登録地を言わなければいけない(電話口でも可)。正確な住所を知らなったので住民票を発行して調べた。
・親戚への連絡は寒中見舞いで済ませた。
・会社から色々と慶弔金が出た。
・父のSuica残高確認。使い切ってからデポジット返還(500円)にしないと、残高引き出し代がかかってしまうとのこと。
・町内会へのお知らせは下記の文章で出した。コピペ用にどうぞ。句読点は使わないのがマナーらしい。
訃報
この度 夫 〇〇 〇〇 儀
令和元年☆月■日 深夜 00歳をもって永眠いたしました
なお 本人の遺志により 葬儀は身内のみにて
相済ませましたことをご報告申し上げます
ご通知が遅れましたことを お赦しください
尚 お供えや御香典につきましては
ご辞退させていただきたくお願い申し上げます
故人が生前に賜りましたご厚誼に対しまして心よりお礼申し上げます
令和0年0月00日
〇〇町内会
〇〇 〇〇 親族一同
■香典返し
・一応「香典の類は一切辞退します」って言ったのに送られてきてしまった。
・楽天で手配しました。49日を過ぎてから半額程度のものを返すのが礼儀っぽいです。仕事とライブ遠征で忙しすぎて49日をだいぶ過ぎてしまった。
■戸籍謄本
・役所には次のような内容で発行をお願いした。ビジネス文書としてアレだけどとりあえず言いたいことは伝わると思うのでコピペしたい人はどうぞ。
〇〇市役所総合窓口センター
郵送請求ご担当者様
〒000-0000 東京都〇〇市〇〇 0-00
TEL 000-0000-0000
oooooooooooo@gmail.com
氏名 〇〇 〇〇
戸籍謄本交付申請書の送付について
お世話になります。父・〇〇●●の逝去に伴い、各種手続きに必要なため戸籍謄本を取り寄せたく交付申請書を同封いたします。
(同封書類)
■戸籍謄抄本等交付申請書
■手数料 普通為替証書 5000円分
■運転免許証の写し
■返信用封筒
(補足事項)
・平日日中は携帯持ち込み禁止の職場におります。お電話いただければ、昼休み等を利用してこちらから折り返しいたします。またメールでしたら迅速に回答できます。
・〇〇●●、〇〇◎◎(●●の妻)、〇〇☆☆(●●の娘)の戸籍謄本を申請いたします。戸籍は全員〇〇市です。住民票は〇〇●●および〇〇◎◎はA県B市、〇〇☆☆は東京都C市です。
・戸籍謄本の使用目的および必要な謄本の種類は下記の通りです。
①日本年金機構 未支給年金請求の届出
◎亡くなった方と請求する方の身分関係が確認できる書類(戸籍謄本等)
※●●の妻・〇〇◎◎が申請する予定です。
②株式会社日本信用情報機構 クレジットカードなどの信用情報開示のため
◎お手続きされる方の親族関係が確認できる書類 2親等以内の血族であることがわかる書類(戸籍謄本(または抄本)等、発行日から3ヵ月以内の原本)
◎ご本人(開示対象者)が亡くなられていることが確認できる書類 戸籍謄本(または抄本)、または除籍謄本(死亡が確認できる、発行日から3ヵ月以内の原本またはコピー)
※●●の娘・〇〇☆☆が申請する予定です。
③銀行 口座解約のため 3~4行ほど
◎亡くなられた方の戸籍謄本(「16歳の誕生日以降、亡くなられた時」までの連続したもの)
◎相続人の戸籍謄本(亡くなられた方の戸籍謄本で相続人を確認できない場合)
※相続人は●●の妻・〇〇◎◎および●●の娘・〇〇☆☆の2名です。
④法務局 不動産相続登記のため
◎被相続人(亡くなられた方)の死亡時から出生時までの戸籍謄本一式
◎相続人全員の現在の戸籍謄本
※相続人は●●の妻・〇〇◎◎および●●の娘・〇〇☆☆の2名です。
不勉強な部分も多く、書類に不備がありましたら申し訳ありません。ご連絡いただければ
迅速に回答いたします。お手数おかけいたしますが、何卒よろしくお願いいたします。
・結果届いたのは家族3人(父・母・私)がまとめて載っている戸籍謄本(全部事項証明)が4枚
・父が生まれてから死ぬまでの戸籍(古い字で書かれていた、PDFを出力したもの?)が4枚で1セット(おそらく固定資産登記変更で使う)
・父が16歳から死ぬまでの戸籍(同上)が3枚で1セット(銀行口座関係で使う)
・計11枚
■戸籍謄本受領後に行った手続き
・信用情報開示(見つかっていないローン等の残りが無いか確認するため)(うちの父は借金癖がある人だったので。そうでなければ必要無し)
https://www.jicc.co.jp/kaiji/procedure/mail/
・年金受給者死亡届
https://www.nenkin.go.jp/service/jukyu/tetsuduki/kyotsu/jukyu/20140731-01.html
■遺産分割協議書作成
・遺書をのこさずに亡くなったため、銀行口座の解約や実家(持ち家)の固定資産登記変更に必要。ぐぐったところ、
・法定相続人は母と私1/2ずつ ・兄弟が生きてるか死んでるか知らねーけど関係無い ・親父の準確定申告は母私1/2ずつでとりあえず出して置けばOK(相続価格は空欄でおK) ・固定資産を私に移すのと銀行の手続き用に遺産分割協議書を作る
・裁判所に勤めてる友人2人と、行政書士(友人母)に添削してもらった 御礼にスタバギフト券を送り付けた
・テンプレはぐぐれば出てくる
■実印登録
・上記の手続きに必要っぽいので登録した。自分の住民票のある市役所(またはその出張窓口など)にハンコと運転免許証を持っていくだけ。私の住んでる自治体は土日でも手続きできるのでありがたかった。
■相続登記
・実家(戸建て持ち家)と土地が親父の名義だったので、私に変更。
・税制面では同居していた母が相続したほうがオトク? ※高級な家・土地であれば。我が家はそうではなさそうだった
・母が死んだ後に同じ手続きをまたやるのが面倒だったので、固定資産税4万/年くらい私が払うよ~ってことで相続。
・http://houmukyoku.moj.go.jp/homu/minji79.html#22
・法務局のこのページを見ながら記入した。
・市役所の窓口で聞いた話では、行政書士に頼む人と自力でやる人が半々くらいらしい。我が家は相続内容がシンプル(相続人が妻・娘の計2人しかいない。借金無し、口座残高もほぼ無し。主な相続は持ち家だけ)なので自分でやってみることに。
・https://souzokutouki-challenge.com/
・↑のサイトの通りにやれば大体OK。このサイト作ってくださった方ありがとうございます……。逆に、このサイトに書かれているが不要なこととしては「参考書籍の購入」「権利書の発掘」「ホチキス留め」「コピー」。
・私はめんどくさいので「コピー」は提出しなかった。そうすると書類の原本は返ってこないが、手続きに割ける時間が1日しかなかったので諦めた。
・権利書が無くても、「亡くなった父が家屋と土地の権利者であり固定資産税を払っている」ということさえ分かっていれば、市役所で父名義の「固定資産評価証明書」を取得すればOK。
・↑を法務局に持っていくと、「登記事項証明書」を入手できる。ここに記載されている情報を「登記申請書」に転記する。
・相続登記に必要な「死んだ人の戸籍謄本」は、「生まれてから死ぬまでの分」。うちの父(昭和初期生まれ)の場合は4枚だった(戸籍制度の改正や転居・結婚などで)。一方、銀行関係で必要なのは「16歳から死ぬまで」のことが多い。
・相続関係説明図は必須では無い?が、一応つくって持っていった。法務局が用意しているテンプレートには記載が無いが、全員分の生年月日を記載したほうがよさそう(窓口でなおされた)。
・法務局の最寄りの支局に行って手続きをする。作成した書類を持っていく。窓口には「受付窓口」と「相談窓口」があり、「相談窓口」で書類をチェックしてもらってから「受付窓口」に提出する。「相談窓口」は予約が必要なので事前にしておくこと。
・提出日など細微な間違いがあったが、相談窓口で手書きで訂正(+訂正印)でOKだった。また持って帰って書類修正して印刷して……ということがなくてよかった。
・↑のサイトではホチキスとクリップで製本してから窓口に行っているが、私は全部バラバラの状態で行った。そのほうが書類確認しやすそうだった。必要に応じて窓口の人が綴じてくれるので大丈夫。その際契印を押してくれるので、ハンコは持っていくこと。
・車庫?が未登記だったけど放置でOKぽいので登記関係の書類には一切記入しなかった。市役所で所有者(というか車庫の分の固定資産税を払う人)を父から私に変更した。
■確定申告
・年収400万円以下だったはずなのでしないことにした。還付の利益より手間を惜しんだ。
終わりだよ~
◇リアル知人に心配されるのもアレなのでこっそり言っておくとライブ→火葬→トークイベント→トークイベントみたいな過ごし方をしていて普通に友人知人にも会っていたのですがその頃髪の毛がドピンクだったので流石に不謹慎だって怒られるかなーと思って黙っていました 私はげんきです あんまり喪に服す気がなくてすんません 登記変更関係では法学部方面の友人に助けてもらいました とても助かりました 法務局のおじいちゃんに「よく頑張りましたね、すばらしいです」と言われました!