shiroxuma’s blog

東京のすみっこで楽しく暮らす20代OL(?)のブログ

劇場版『冴えない彼女の育て方 Fine』感想メモ

※若干ネタバレを含みます

 

10/26公開ですがまだまだやってそうです。

movie.jorudan.co.jp

 

 『冴えカノ』、アニメ見てなかったのですが知り合いに誘われたのでいきなり劇場版から見ました。はじめ誘われたときは一旦断っちゃったんですけど(後述します)、↓の記事を見かけて興味が沸いたので見てきました。

news.yahoo.co.jp

『冴えカノ』は、天才クリエイターたちに囲まれているが自分は決して天才ではない(ただ才能がないわけでもない)主人公と、他の女性陣とは異なり主人公との昔からの特別な絆やトラウマ的事件を共有していないヒロインが、「じゃない方」ゆえにもがき、「じゃない方」同士惹かれ合い、幸せをつかむ。

それを観ていて、「じゃない方」としての人生を生きている人間として、撃ち抜かれるところがある。救われるものがある

私も「じゃない方」なのでどんな話なのかな~、と。

 

以下感想メモ書きです。

焼肉屋テーブル下での脚による攻防と、駅のベンチでの手の動きがいい意味で変態アニメだった。ぬるぬる動くよ!

・場面忘れてしまったけど「(そういうのが)キモオタは好きなんだよッ!!」ってセリフがあって(腐女子もすきです^^)て思った記憶……

・主人公とヒロインが朝焼けの道でくっつくところがよかった。

・個人的に、松岡禎丞系オタク主人公(というかキリト)が苦手だった(ので、キャストだけ見た時点では冴えカノに興味なかった)。松岡禎丞に罪は無いんだけど……(SideMの御手洗翔太役は好き)。

松岡禎丞はヒロインを選び放題(いつでも乗り換えられる)なのに、ヒロインたちは松岡禎丞だけが好きで、っていう非対称性が苦手だった。松岡禎丞にフられた/選ばれなかった/気のあるそぶりだけし続けられて実際には進展の無い脇役ヒロインたちの人生はどうなるんだ……って感覚(男性向けの作品だから仕方ないけど)

・その点、今回の映画では松岡禎丞が正ヒロインにきちんとコミットする決意表明をしていて、脇役ヒロインに対してはハッキリ断っていたのでよかった。漢気がある。

・金髪の子はかわいそうだった(映画館で隣の人が金髪がフラれるシーンで泣いてた。。。)けど、霞ヶ丘先輩がきちんとたしなめてくれてよかった。彼女持ちの男に(直接的なアプローチでは無いにしろ)連絡とったり、仕事上のつきあいとはいえ手伝ってもらおうとしたりするのは私の倫理観ではちょっと……という感じなので。(実際、金髪の子は松岡禎丞に対して下心があるわけで、余計に。。。)

・正ヒロインが「(松岡禎丞を)取らないでよぉ。。。。(泣)」って泣くところが人間味あってよかった。かわいい。すき。アンダードック効果かな。。判官びいきとも言う。。。。

・そういった物語の構成を抜きにしても正ヒロインのキャラデザはかわいかった。おっとり喋るとことか。癒し系。癒し系なのに、「取らないでよぉ…」て泣いちゃうギャップがいいんだろうなぁ。表には出さないけど内に秘めたドロっとした感情があるのが魅力的ですね

・ED曲が堀江由衣さんの『インモラリスト』に似てる気がした(?)

・キャラとしては正ヒロインの加藤恵(かわいい)と紅坂朱音(仕事できるお姉さん。好きだな~と思ったてたらぶっ倒れて泣いた)と氷堂美知留(キャラデザがかわいい)が好きです。